「恐ろしい。天変地異でも起きそうだ」
「なんだい?」
「パッパラ隊の特別小冊子中巻が届いた」
「いったいどういうことだい?」
「そんなことは知らない。でも、ぶーぶー文句を言った人がいるような感じだな」
「パッパラファンなんてそんなにいるの?」
「実はいる感じだ」
「へー」
中身 §
「それで内容は?」
「ランコちゃんにいじられるイズルくん。ひたすら怪物になって襲ってくるランジェモドキの怪物」
「分かった。ランコファンとしては満足なのか」
「わははは」
「図星か」
「桜花を見て逃げるイズルは、上巻の桜花を見て攻撃される水島くんの裏ってことだね」
「ところでランコの話を聞かせろ」
「いやー本当に、ランコちゃんの活躍がまた見られるとはね。逆襲では出てこないキャラだったしね」
「ランコちゃんのいいところは?」
「可愛いけどそれを裏切るような言動が続くところ」
「それでいいのかっ!」
「可愛いだけの女の子なんて、とっくの昔に飽きた」
「飽きたというか最初から好きじゃ無いだろ」
「かもな」
「じゃあ、ランコちゃんに迫られたらどうする?」
「死神水島じゃないので、死ぬね」
「ぎゃふん」
続きは? §
「下巻も本当に届くか!?」
「一応応募は送ったはずだが、ちゃんと届いているか分からない」